健康診断などで食事制限を指導された場合や、ダイエットしたい方、栄養バランスの乱れが気になっている方は「食事管理サービス」を検討している方も多いと思います。
栄養管理を徹底するのはとても大変。
食べる食材の糖質やカロリー、塩分やタンパク質など一品ごとにチェックしなければなりません。
色々な食材を使いながらも自分で料理を作るとなったらさらに大変です。
食事管理を徹底しながら、負担を限りなく減らして手軽に食事管理するなら、自炊するよりも「栄養制限食の宅配食サービス」を利用するのがおすすめ。
「宅配食」とは、1食あたり3〜4品のおかずで構成されたお弁当タイプの食事セットです。
宅配食の中には、糖質制限・塩分制限・カロリー制限・たんぱく質制限など、栄養制限されたお弁当があり、目的に合わせた食事管理が可能。
調理済みのお弁当なので、電子レンジで温めるだけですぐに食べられることもメリットです。
宅配食が食事管理の負担を軽減してくれる理由は、1食ごとに「栄養成分標表示」がされていることにあります。
下記の写真は、お弁当の袋に記載されている栄養成分表示欄です。

全ての栄養成分が記載されているので1日3食食べた場合、3食分の摂取量を足すだけでOK。
例えばこのお弁当の1食あたりの栄養成分は…
・エネルギー 188Kcal
・たんぱく質 9.0g
・脂質 6.5g
・炭水化物 25.4g
・食塩相当量 1.9g
なので、同様のお弁当を3食食べた場合の合計は
・エネルギー 564Kcal
・たんぱく質 27.0g
・脂質 19.5g
・炭水化物 76.2g
・食塩相当量 5.7g
と計算できます。
自分で料理を作ると、「食材一品ごとのカロリーを重量で計算」という手間があります。
ですが、宅配食を利用すれば数値で徹底的に管理できるのでおすすめです。
ごはんが食べたい場合はごはん付きの宅配食もあり。
宅配食には、冷凍タイプ・常温タイプ(毎食ごと毎日配達)がありますが、冷凍タイプなら宅配便を経由して届けられるので全国どこでも利用可能です。

また、冷凍タイプのお弁当なら数カ月間の長期保存が可能。
最長12ヶ月という長い賞味期限を実現しているメーカーもあるので常備食・非常食としてストックしている方もいます。
冷凍弁当には
- 糖質制限食
- カロリー制限食
- たんぱく質制限食
- 塩分制限食
- 脂質制限食
- 筋トレ向きの高タンパク食
- やわらか食(高齢者向き)
などの種類があります。
料理の手間を省けるだけでなく、制限食を種類ごとに徹底した食事管理が簡単にできるので食事管理したい時期の食事に採用すると負担やストレスが大幅に軽減できます。
食事管理に便利な冷凍弁当の種類
食事管理に適した冷凍弁当は、自分の体に必要な栄養に特化して食事摂取できたり、摂取を控えたい栄養素を制限した食事が可能になります。
メーカーそれぞれ扱っているコースや食事メニューは異なるので、どれを選んだら良いか迷ってしまいがちです。
それぞれの制限食ごと、「味が美味しく」「お得」なサービスをご紹介していくので是非参考にしてみてください。
塩分摂取量管理に!おすすめ塩分制限食
塩分が多い食生活を改善したい方や、血圧の数値が気になる方に一番おすすめしたい塩分制限食は、スギサポdeliの「ヘルシーバランス食」です。

脂質管理するなら低脂質な脂質制限食コース
脂質の摂取量が気になる方におすすめしたいのは「ニチレイフーズダイレクト」の気配り御膳です。

この「気配り御膳コース」の中には、1食あたりの脂質量が低いメニューが多くあります。
メニュー名 | たんぱく質量 |
赤魚の煮付け風とおかず4種 | 3.5g |
赤魚の粕漬け焼きセット | 5.8g |
ロールキャベツとおかず4種 | 5.9g |
鶏肉の卵とじ風セット | 6.3g |
肉じゃがセット | 6.7g |
牛すき焼き風とおかず4種 | 7.7g |
ポークソテーセット | 8.1g |
ブリの照り焼きセット | 8.2g |
八宝菜とおかず4種 | 8.3 |
脂質の低さに特化した宅配食を扱うメーカーは多くないので、ニチレイフーズダイレクトの低脂質メニューは貴重です。是非一度チェックしてみてください。
脂質管理食をさらに詳しく調べたい場合は脂質制限食の冷凍弁当のページが参考になります。
腎臓の状態を考えた食事コース「たんぱく質制限食」
たんぱく質制限食を扱う代表的なメーカーは、
- スギサポdeli
- ウェルネスダイニング
- 食宅便 たんぱくケアコース
の3つ。
特におすすめなのは、減塩食でも取り上げた「スギサポdeli」です。
スギサポdeliには「たんぱく調整食コース」があり、1食当りのタンパク質が9.8g以下に設定されています。
たんぱく質を制限されているお弁当だとしても、肉料理や魚料理も食べられるのが驚き。
塩分も2g以下なので減塩しながら、たんぱく質摂取量を抑えたい方にイチオシ。

糖質を控えたい方向けの「糖質制限管理食」ダイエットにもおすすめ!
糖質制限食は
- 糖尿病のリスクを考えはじめた方
- 糖質摂取量を抑えてダイエットしたい方
- 炭水化物が好きだけど糖質を控えた食事にしたい方
におすすめです。
「糖質制限食」が買える代表的な冷凍宅配食メーカーは、
- 食宅便
- ナッシュ
- ウェルネスダイニング
の3社。
それぞれのメーカーごとに、味も値段も利便性も異なります。
メーカー名 | 糖質量(1食当り) | 1食単価(税込) | コース名 |
食宅便 | 全メニュー10g以下 | 560円 | 低糖質セレクト |
ナッシュ | 2.8g~29.5g | 538円~ | 全メニュー糖質制限食 |
ウェルネスダイニング | 全メニュー15g以下 | 694円 | 糖質制限気配り宅配食コース |
食宅便【全メニュー糖質6g以下&安さが魅力】

宅配食市場で多くのシェアを誇る日清医療食品の宅配食。
多くのコースがありますが、低糖質セレクトコースは1食の糖質が10g以下に抑えられています。
ごはん付きのコースも別途注文できるのも便利です。
筋トレ・筋力のアップ向き!高タンパク&低糖質食
筋トレ中には、たんぱく質を積極的に摂りながらも糖質やカロリーは控えめにした食事にしたいところ。
筋トレ中の食事管理におすすめの宅配食は2つ。
- マッスルデリ
- ナッシュ
期間集中でダイエット&筋肉作りしたい場合は、特に「マッスルデリ」で食事管理するのがおすすめです。
マッスルデリ
マッスルデリはアスリートにも愛用されている実績もあります。
3つのコースがあり、
- 女性のスタイル作り向きな「LEANコース」
- 男性のダイエットとボディメイク向きの「MAINTAINコース」
- 筋肉を増やしたいマッチョさん向きな「GAINコース」
の3つがあります。

ここでご紹介した制限食用の冷凍弁当の他にも多くのサービス・コースがあります。すべての冷凍弁当メーカーの商品をチェックしてみたい場合は、「冷凍弁当宅配おすすめランキング」さんのランキングを参考にしてみてください。
食事管理アプリも便利!【自炊での食事管理におすすめ】

食事管理中には、食べた食事の栄養成分をチェックできる便利なアプリを利用するのもおすすめ。
食べた食事内容を記録できることはもちろん、食べたメニューを入力すると食品ごとの糖質・カロリー・たんぱく質を表示してくれるので便利です。
あすけん

あすけんは、無料で使える食事管理アプリです。
身長や体重と、目標体重を登録すると見合ったプランを提案してくれるのも◎
体重と身長から割り出した「推奨摂取カロリー」も自動で表示してくれます。
食べた食事・食品の商品名を入力すると「たんぱく質・脂質・糖質」の3大栄養素を自動で表示してくれます。
同じ食品だとしてもメーカーによっては栄養分は違います。
商品名を入力するとそれぞれの商品ごとに表示してくれるのが嬉しい。
入力した食品は毎食ごとに記録され、1日で摂取した栄養をアプリで簡単に管理することができます。
ダイエット中はもちろん、塩分摂取量を制限したいとき、糖質制限したいときに細かく管理できるのでおすすめです。
食事管理するコツ・まとめ
食事管理は、目的によってどんなものを食べるべきか、どれくらい食べてよいか、などそれぞれ異なります。
例えば「糖質を控えながら、たんぱく質はちゃんと摂取したい」という目標を掲げ、豆腐・納豆・鶏肉・玄米などを中心に食べていったとしてもその他の栄養が不足してバランスの偏りが起きることもしばしば。
冷凍弁当はどのメーカーのものも管理栄養士が監修しているので栄養バランスはお墨付き。難しい食事管理を簡単に行えるのが魅力です。
特に、健康上の問題で栄養制限する際は徹底した食事管理が必要。
冷凍弁当のメーカーによっては、どのコースを選んだら良いか管理栄養士に直接相談できるサポートもしている場合もあります。
自炊するよりもバランスの良い栄養を摂りながら、手軽に栄養制限できるので徹底した食事管理をするなら一度冷凍弁当を体験してみることを強くおすすめします。
食事管理の際はストレスがたまりがち。
なるべく負担を軽減するためにも便利なサービスを使いましょう!